M&Aと事業承継の違い

まいどおおきに!Rimpactの中西です。ご覧いただき誠にありがとうございます。

本日は同義のようで実は違うM&Aと事業承継の違いについてお話いたします。

まず、前提として企業様の成長や発展には、戦略の一つとして他の企業様との合併や買収、あるいは事業承継を選択する場合がございます。近年では、成長速度の加速のためや事業展開に係る時間を買うといった表現などからM&Aや事業承継が注目されています。しかし、本日の本題でもあるM&Aと事業承継にはそれぞれ違いがあるため、混同しないように解説させていただきます。

M&Aとは、複数の企業が合併すること、または一社が他の企業を買収することを指します。合併は、独立した法人であった2社が、互いの資産などを活用して一つの新しい企業を創ることを指します。買収は、一社が他の企業の株式や資産を取得することで、被買収企業(売る側)の完全な消滅と、買収企業が事業を引き継ぐことを指します。合併や買収には、目的や手段によって種類がたくさんあるので後日詳しくご説明いたします(^^)

一方、事業承継とは、特定の企業を親族や従業員などの後継者に引く次ぐことを指します。(第三者に承継するスキームもございます)。事業承継は、企業存続を担保するために、適切なタイミングで計画的に行われることが必要です。また、事業承継にも相続や贈与、株式譲渡など様々なスキームがあるのでこちらも後日詳しくご説明いたします!

両者を比較すると、事業承継はより継続性が高い手法であり、企業のビジョンや理念を継承することができます。また、M&Aは経営者や資本家など、資本に着目する視点が強く、経営に関係なく企業が消滅することがあるため、企業のビジョンや理念の継承は難しいとされています。しかし、M&Aによっては、業務の効率化や新市場への進出、売上の増加(シナジー効果)などのメリットがあるため、企業の成長にプラスになることが多いです。

また、M&Aと事業承継の目的にも違いがあります。M&Aは企業の利益の最大化や競争力の強化を目的とする場合が多く、事業承継は、企業の継続を通じた顧客関係性の維持や地域活性化、社会貢献などを目的とすることが多いです。

以上の様に、とてもざっくりですがM&Aと事業承継には、目的・手段・スキームなど大きな違いがございます。

弊社では、事業承継やM&Aに関して、企業様の利益に最大限貢献できる提案を心がけさせて頂いておりますので、お気軽にお問合せください(^^)

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